簿記2級の連結会計が難しい。
できればやりたくないなぁ。
連結会計で何度も挫折した。
もう諦めようかな・・・。
どうやったら点数が取れるかわからない。
連結会計って難しくてよくわからないですよね。
最近の簿記2級ではほぼ確実に出題される連結会計。
その連結会計を苦手としている人はとても多いです。
その理由は連結会計の問題が複雑で理解するのが難しいから。
でも実はあるコツを掴むことで連結会計の点数が取りやすくなるのです。
この記事では、連結会計が難しい理由と点数を取れるようになるコツを詳しく解説します。
僕も何度も心が折れましたが、コツを掴んでからは点数が取れるようになりました!
簿記2級の鬼門!連結会計はなぜ難しいのか
連結会計は2017年11月から簿記2級で出題されるようになりました。
税効果会計、リース会計と並んでもともと1級の範囲でした。
その影響か、連結が範囲に組み込まれてからの簿記2級は難化傾向にあります。
詳しいデータは日本商工会議所HPをご覧ください。
いろいろ調べましたが、難化した理由は簿記2級の価値や信頼性をあげるためといった意見が多いようです。
特にこの連結会計は簿記2級受験者および講師陣の間でも物議をかもし出しています。
特に154回、156回のときですね。
twitter上で#簿記2級がトレンドになったほどです。
>>参考 【悲報】第156回日商簿記検定、簿記2級が過去最高レベルの難易度で受験生撃沈 トレンド入りする事態に
156回は僕が初めて簿記2級を受けた回だったのですが、試験時間の後半から電卓叩く音が止んでましたね。
独学・初学者の僕には難しさのレベルが分かりませんでした。
LECの講師の方も「難しい」とおっしゃられていますね。
※実はLEC人気講師の富田先生が教える連結会計のマル秘攻略法があるのを知っていましたか?
「受験する時に知っていたら苦しまずに済んだのに…」と後悔する前に、
連結会計を攻略してサクッと合格したい方におすすめです!
連結会計が難しくて苦手な人が多い理由
この連結会計は多くの受験生を苦しめています。
なぜこんなにも難しく、苦手な人が多いのでしょうか?
僕が調べて経験した結果、以下の理由があると思います。
以下詳しく説明します。
連結会計のイメージができない
簿記2級の基礎的な内容ですらイメージがしにくいのに、連結会計ともなるともう未知の世界です。
連結会計とは親会社と子会社の会計をまとめて財務諸表を作ることをいいます。
そこそこ大きい会社なら子会社を持っているところは多いです。
でもそこで働いていても連結財務諸表なんておそらく聞いたことないですよね。
親会社や子会社はイメージできるけど・・・
連結って言われるとさっぱりだわ。。
僕も初めは言葉で聞いてもまったくイメージができなかったです。
というか今でも詳しくはわかりません笑
個別の財務諸表すらやっとこさできるレベルなのに、2つの会社を連結してそのやりとりを修正して・・なんて難しすぎます。
非支配主株主持分
この連結会計をさらに難しくしているのが、こいつ(非支配主株主持分)です。
ふくしままさゆきさんもおっしゃっていましたが、この非支配株主持分がめちゃくちゃ厄介なんですよ。
非支配株主・・・?
定義としては
非支配株主持分とは、連結子会社の純資産のうち、連結財務諸表作成会社(親会社)の持分に属しない部分をいいます。支配獲得時には、連結子会社の純資産のうち非支配株主に帰属する部分を持分比率に基づき計上します。支配獲得後は、取得後増加剰余金及び評価換算差額等のうち支配獲得後の変動部分の非支配株主に帰属する部分が非支配株主持分として計上されます。
引用:CFO LIBRARY
となっています。
例えば子会社Bの株式が100株あるとします。
そのうち親会社Aが80株持っています。
残り20株は親会社以外の人が持っていますよね?
この20株を持っている株主のことを非支配株主と言います。
投資で株を売買している人とかのイメージ!
子会社Bが出した当期純利益や配当金の割り当てにもこの非支配株主持分を考えないといけないんですね。
例えば子会社Bが100円の当期純利益を計上したとすると、80円は親会社Aに、20円は非支配株主持分になります。
連結会計をする上で非支配株主持分を考えながら計算しないといけないので、僕らの頭を悩ますんですよ。
連結会計学習時に挫折する大きなポイントです。
計算量が多くてめんどくさい
勉強されている方は十分お分かりいただけると思いますが、めちゃくちゃ計算量が多いです。
連結財務諸表の回答欄に記入するまでの道のりが本当に遠い。
僕がお世話になったパブロフ簿記の著者:よせだあつこ先生ですら、153回の連結会計に50分かかったそうです。
よせだあつこ先生は公認会計士です。
そんな先生ですら、50分かかるとかどんな問題なんだよ!
今は出題形式も変わって、少し優しくなったらしいですね。
ただ、計算量が多いのは変わりないので、気合を入れておく必要があります。
連結会計苦手な人が合格するためには
簿記2級取得までに5回も落ちた僕が、初学者・独学者でもなんとか解けるようになるコツをお伝えします。
一つずつ解説していきます。
攻略は仕訳
商業簿記の攻略はほぼ仕訳が全てだと言っても過言ではありません。
連結会計の問題を見ていただくと分かりますが、ほぼ仕訳問題になっています。
連結会計は初めに連結修正仕訳の開始仕訳を書いて整理していきます。
ポイントは開始仕訳7つを暗記することです。
この7つの仕訳をサラサラっと描けるようになることが超重要です。
未実現利益の取り消しや当期純利益の振り替えなど、ちょっと頭を使うところも出てきますが、基本的には基礎の仕訳が重要です。
僕は仕訳があいまいなまま連結会計に挑み、何度も挫折しました。
そこから仕訳が大切なことに気づき、とことん仕訳を極めるようにしました。
その結果、連結会計も以前より解きやすくなった経験があります。
なので、連結会計で挫折しそうな方はまず仕訳を完璧にできるようにしましょう。
仕訳のわかりやすいポイントはこちらの記事でまとめていますので、ぜひ読んでみてください!
▶連結会計を攻略する仕訳のコツやわかりやすい覚え方の解説を見る【初心者OK】
仕訳のコツがわかったら、後はひたすら問題を解きましょう。
仕訳攻略は問題を解くのが一番です。
僕はパブロフの総仕上げ問題集の前半を何度も何度も解きました。
仕訳問題集はこちらにまとめてありますので、こちらもぜひ読んでみてください!
▶仕訳は連結会計を制す!スマホで仕訳の問題ができるサイトの詳細を見る【無料・有料】
スマホでできる問題ならスキマ時間でささっと復習できますので、通勤・通学や休憩時間におすすめです。
また、おすすすめテキストはこちらで紹介しています。
タイムテーブルを使う
連結◯年度といった問題を解く際にめちゃくちゃ役に立つのがこのタイムテーブルです。
引用:パブロフ簿記
この図だけではわかりにくいかもしれませんが、パブロフ簿記に詳しい解説が載っていますので一度ご覧になってください。
タイムテーブルを使うと連結○年度までの資本金や資本剰余金、利益剰余金、非支配株主持分、のれんまでが簡単に出せます。
初めは扱いにくいかもしれませんが、慣れると問題を解く時間がかなり短縮されます。
僕もタイムテーブルを使ってから連結会計を解く時間が短くなり、点数もアップしました。
とてもおすすめのやり方です!
部分点が取れるベスト3
連結会計は公認会計士でも全問正解が難しい問題です。
初学・独学者の僕らが立ち向かうには部分点を狙うことが重要です。
そこでおすすめの部分点が取れるポイントを3つご紹介します。
なぜ部分点が取りやすいかというと、上記3つはタイムテーブルを書くとすぐに答えが出せるから。
しかも回答欄の配点対象にもなっていますし、必ず問われるポイントなのです。
非支配株主持分だけがちょっと厄介ですが、タイムテーブルを使いこなせれば簡単に求めることができます。
連結会計が苦手な人でも最低この3つだけは埋めて部分点をむしり取りましょう!
アップストリームが出てきたら
連結会計の最大難所がこのアップストリームです。
問題文を読んでいてアップストリームが出てきただけで意欲を削がれる悪魔的存在。
アップストリームや・・・
もう終わった俺の試験・・・
となげく前に、出題されたらいったん深呼吸をして精神を整えましょう。
それからできる問題から仕訳して解いていくと良いです。
アップストリームを攻略するのはめちゃくちゃ骨が折れるので、どうしても苦手という方は思い切って飛ばしても良いかと思います。
そのほかで取れる部分点を積極的に狙っていきましょう!
それでも連結会計で挫折してしまう方へ!
独学者向けに連結会計を攻略するコツをお伝えしてきました。
しかし、
解き方のコツはわかってもどうしても解けない・・・
と思う方も多いですよね。
連結会計は解き方だけを学んでも簡単に解くことは難しいです。
しかも試験中の緊張しまくっている中で確実に解くのは至難の業…
なぜなら連結会計の解き方のパターンをしっかりと把握していないと試験で点数を取れないから。
実は連結会計の解き方のパターンを攻略することが、2級に合格する近道なのです。
じゃぁその解き方のパターンって何?
連結会計の解き方のパターンを詳しく解説したのが
リーガルマインド連結会計・税効果会計「解法丸おぼえ講座」です。
LEC専任講師の富田 茂徳先生が徹底的に攻略法を教えてくれます。
引用:リーガルマインド
連結会計・税効果会計「解法丸おぼえ講座」は通信web版で4,950円です。
連結会計・税効果会計のみに絞った講座なので、ちょっと高いと思われるかもしれません。
でも
- 連結会計が解けずに落ちてしまうかも・・・
- 何度も受験したくないなぁ・・・
と考えると、1回分の受験料と割り切って受講し、自信を持って試験に臨むほうが金銭・メンタル的にも良いと思いませんか?
テキストやyoutubeで学ぶのもとても良いですが、実績のある専任講師から解法を学べる講座はめったにありません。
連結会計・税効果会計「解法丸おぼえ講座」の配信は2023年3月31日までです。
まとめ:ポイントを抑えて連結会計を攻略しよう
この記事では連結会計が苦手な人が攻略するためのコツを解説しました。
まとめると以下になります。
連結会計は慣れると点数が取れるようになります。
コツコツと問題演習をして、解き方を身体に染み込ませましょう。
時間はかかるかもしれませんが、解けるようになります!
5回落ちた僕でもできたので、あなたなら大丈夫です!
どうしても連結会計を攻略できない方は解法丸おぼえ講座を受講されると良いですよ。
また、簿記2級の受験は僕個人的にネット試験での受験をおすすめしています。
その理由や各設問ごとの対策などこちらで詳しく説明しています!
(初学者・独学者の方には絶対読んでいただきたい内容です↓↓)
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