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作業療法

作業療法士:訪問の仕事はきつい?稼げる?実際の働き方や役割を詳しく解説!【リハビリ】

訪問 作業療法作業療法

そろそろ転職したいなぁ〜。

訪問に興味あるけど、どんな感じなんだろ?

働き方とか年収とか気になるなぁ〜。

という疑問をお持ちではありませんか?

僕も訪問に転職する前はちゃんと仕事ができるのか不安でした…。

実は訪問分野は、休みが多くて残業が少ない上に給料が高いことが多く、働きたいと思う人が多い分野なのです。

しかし、あまり調べずに訪問に入職してしまうと予想していた仕事内容と違ったり、ブラック事業所に入職してしまったり、自分に合わないと感じで辞めてしまう人が多いのも事実

そこでこの記事では、訪問分野に興味がある・転職したい方に向けて、作業療法士歴11年・訪問歴7年の僕が訪問分野の働き方や給料などを「訪問への転職を成功させるためのコツ」とともにお伝えします。

この記事を読むことで、訪問の働き方がわかり、あなたの理想の転職が実現する可能性が高くなります。

訪問看護と訪問リハビリ

訪問職員の人数

訪問には大まかに訪問看護ステーションと訪問リハビリの2つがあります。

ざっくりとした違いは下記をご覧ください。

訪問リハビリテーション事業所は、「訪問リハビリサービス」を提供する指定を受けた病院やクリニック、介護老人保健施設(老健)などが該当します。

一方、訪問看護ステーションは「訪問看護サービス」を提供する事業所であるため、厳密には“訪問看護サービスの一部として”リハビリを提供します。訪問リハビリテーション事業所とは制度上の位置づけが異なるため、サービス実施のために必要な手続きや資料などにも違いがあります。

jobmedley

引用:ジョブメドレー

特徴的なのは、訪問看護からのリハビリは「看護師業務の一部をリハビリ職が行う」ことですね。

厚生労働省からも下記のように発表されています。

理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士による訪問看護は、その訪問が看護業務の一環としてのリハビリテーショ ンを中心としたものである場合に、看護職員の代わりに訪問させるという位置づけのものである。

引用:厚生労働省

実際、リハビリ職がいない事業所は看護師がリハビリのような身体機能訓練を行っているところもあります。

加算や計画書の作り方なども違ってくるので、働く場所によっては「思っていたのと違う」と思うかもしれません。

病院やクリニック併設だけど、訪問看護ステーション事業所のところもあるのでちょっとややこしいですね。

訪問における作業療法士の役割や難しいところは?

Q&A

訪問で働く作業療法士の仕事大まかな役割や仕事をしていて大変に思うことなどについて解説しますね。

作業療法士の役割

訪問における作業療法士の役割とは利用者様の安心・安全生活基盤を作り、より良い生活にすることです。

怪我や病気になった利用者様の生活は180度違いますし、病院の生活と実際の生活は全く別物。

さらに、転倒は再入院などの可能性が高く、再入院後は自宅に戻ることが難しくなるケースもあります。

Eiruka
Eiruka

退院後ってそんなにリスク高いんだね・・・。

看護師の研究ですが、こちらの研究では

診療看護師の介入は,入院高齢患者の 6 週以内再入院率を低下させる可能性がある.

引用:診療看護師の介入は入院高齢患者の再入院率
を減少させる:後方起点型コホート研究

といった結果が出ています。

なので、作業療法士はまず利用者様の安心・安全な生活基盤を構築することが大切です。

マズローの欲求5段階説からみても、安心安全な欲求を満たすことはとても重要。

「マズローの欲求5段階説」とは、心理学者アブラハム・マズローが「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生きものである」と仮定し、人間の欲求を5段階に理論化したものです。人間には5段階の「欲求」があり、1つ下の欲求が満たされると次の欲求を満たそうとする基本的な心理的行動を表しています。

引用:ferret

そのため、作業療法士は利用者様の生理的欲求、安心・安全の欲求を満たせるようにしていきましょう

その上でやりたいことや意味のあることをできるようにしていくように支援していきます。

利用者様の生活は様々なリスクがつきものなので、退院後だけでなく、介入時はリスク管理を徹底的に行い、利用者様が安心安全な生活を送れることを突き詰めましょう。

訪問での理学療法士との違いは?

事実、利用者様にとってはPTもOTも同じようなものと捉えられていることが多いです。

作業療法士としては、

理学療法士とは違うよ!

と言いたくなりますが・・・明確に違いを理解している利用者様は少ないのが現状。

その理由は訪問でのリハビリでは、身体機能訓練も生活動作改善、環境設定などなど1人で対応することが多いから。

理学療法士でも趣味活動や生活動作支援はしますし、作業療法士でも身体機能訓練中心に介入をすることももちろんあります

要は利用者様の生活をよりよくするために必要なことを提供していくことが重要です。

同じ利用者さんに理学・作業療法で介入できるなら、それぞれの良い点を活かしてか介入するとより良いサービスを提供できます。

大体の事業所は理学療法士が在籍していることが多いので、利用者様の生活のため協力していきましょう。

メリット・デメリット

訪問で働くことのメリット・デメリットは下記です。

メリット

  • 利用者様の生活に直結するので、介入後の変化を評価しやすい
  • 利用者様やご家族様に直接ありがとうと言ってもらえる
  • 1人の時間を持ちやすい

デメリット

  • 基本的に1人で介入するため、リスク管理などある程度自分1人で対応できないとしんどい
  • 急変や転倒など様々な事情に対して対応する必要がある
  • ケアマネや医者、家族など他事業所や他職種との連携がしんどくなることがある

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

訪問リハの難しいところ

僕が実際に働いていて特に難しいと思ったのはリスク管理と他職種との連携です。

利用者様の生活は常にリスクがつきもの。

病院と違って、利用者様を常に誰かが見守っているわけではありません。

看護師やリハビリの介入も週1回のケースが多いので、介入していない時間帯はどんなことが起こっているかを把握するのはとても難しいもの。

リスク管理は見逃すと命に関わるので、他職種との情報共有や利用者様の体調・環境の変化など些細なことでも注意しておく必要があります

考えること、注意する事が多いよね

他職種、特にケアマネへの連絡は頻繁に行うことになるので、報告・連絡・相談はしっかりと行いましょう。

私は過去にケアマネを通す前に福祉用具の導入を決めて事後報告をした結果、お叱りを受けたことがあります。

ケアマネはケアプランを作成し、保険点数管理など様々な調整を行っているので、福祉用具の導入やその他変更などを行うときは必ず連絡・相談するべきですね。

Mkujira
Mkujira

当たり前のことなんですけどね。。。

どうしても事後報告になることがあります

訪問の1日の流れ

訪問 時間

訪問を行う作業療法士の1日の流れを説明します。

僕は8:30-17:30の勤務で1日平均5~7件ほど訪問していました。

おおまかな1日の流れは以下のような感じです。

訪問の1日の流れ
  • 8:30
    出勤

    朝礼・申し送り・日程確認など

  • 9:00
    午前中の訪問開始

    大体2〜3件ほど

  • 12:00
    お昼休み
  • 13:00
    午後の訪問開始

    大体3〜4件ほど

  • 17:00
    事務所に戻る

    記録・上司やケアマネへ報告・その他書類業務

  • 17:30
    退勤

    日によっては30分ほど残業があることも

訪問件数について

訪問件数は概ね4〜6件程度のところが多いです。

介護保険だと40分のことが多く、医療保険だと30分以上1時間未満が多いですね。

移動時間を含めると1件あたり1時間〜1時間半ほど時間がかかります。

訪問件数も事業所により様々で、仮に1日8、9、10件が平均の事業所に就職すると結構ハード

転職する際は1日の平均訪問件数と訪問時間を必ずチェクすると良いでしょう。

訪問は残業があるの?

訪問残業

働く上で気になるのは残業の有無。

訪問の仕事は残業はどれくらいあるのでしょうか。

ここからは作業療法士の残業時間を確認しつつ、訪問で働く作業療法士の残業実態について説明します。

作業療法士の残業時間

作業療法士のみの残業時間の統計はありませんでしたが、日本医療労働組合連合会の「2018年秋・退勤時間調査」によると、リハビリ技師の69.2%が残業をしているとのこと。

さらに56.9%のリハビリ技師が始業前に勤務をしているとのことでした。

役職者も含まれるでしょうから、一般の従業員は役職者よりも残業は少ない印象です。

労働環境がブラックなところは時間外労働が暗黙の了解になっているところもあるとの噂も・・・。

僕も以前、病院や施設で働いていた時は書類業務等が大変だったので、残業もそれなりにありましたね

また、通常業務の他に勉強会や院内研修があると、帰宅時間が遅くなるという経験をされた方も多いのではないでしょうか。

訪問看護ステーションの残業時間

訪問看護ステーションの残業時間は平均して月に0〜10時間ほどです。

求人で探しても、残業時間は10時間以下のところがほとんど。

私が働いていた会社もほぼ残業ゼロでしたね。

事業所によりますが、訪問業務の残業時間は少ないと言えます。

ここに注意!

ただし、みなし残業手当がついているところは注意が必要。

→不当に長時間労働を強いるブラック事業所の可能性も。

ブラック事業所かどうかの見分けるコツは1日の訪問件数をチェックすること

経験上、車で訪問して1日7件回ると書類業務の時間がほぼないですね。

日々の記録は記入できますが、報告書や計画書を作成する時間は取れないことが多くなります。

なので、もし訪問に転職したいけど残業が気になるという方は訪問件数をチェックしましょう。

その他、ipadなど電子カルテを導入していて、報告書や計画書も移動や空き時間に作成できるなら効率的に業務が行えるので残業が少なく済むでしょう。

Mkujira
Mkujira

訪問事業所はほとんど電子カルテ化が進んでいるよ!

「どうしてもブラック事業所には就職したくない!」

という方は、転職エージェントに相談すれば、自分で探すよりブラック事業所を避けられる可能性が高いですよ!

でもいちいち電話が来たり、コミュニケーションするの面倒くさいなぁ

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訪問の給料は?稼げるの?

給料

訪問で働く作業療法士の給料事情が気になりますよね。

結論からいうと稼げるかどうかは働く事業所に寄ります。

大体は業界の平均くらいだと思います。

Mkujira
Mkujira

まずは作業療法士の平均年収から確認していきましょう!

作業療法士の平均年収

作業療法士の平均年収は400万円ほどです。

詳しくはこちらの記事で解説しています。

▶︎作業療法士の年収や将来性はどうなっているの?

訪問の給料は?

では訪問看護や訪問リハビリで働く作業療法士の給料はどのくらいなのでしょうか。

ジョブメドレー様の求人データによると訪問の方がやや給料が高いようです。

作業療法士の年収

引用:ジョブメドレー

全体と比べると2万ほど高いですね。

常勤・非常勤の場合や事業所によっても給料は違ってきます。

なので次は常勤と非常勤の場合に分けて、解説しますね。

常勤の場合

訪問看護、訪問リハの給料は病院とそう変わらないようです。

訪問には規定の訪問件数を超えると1件あたり2,000円〜3000円のインセンティブが付く事業所があります。インセンティブ制度があれば高い給料が狙えるかもしれませんね。

ただ、訪問看護は母体が小さいところが多く、経営が安定していないところが多い現状。

インセンティブがある代わりにボーナスがない、もしくは低いと言った事業所もあります

逆にやたら高い給与を提示して求人を募集しているところはブラックな可能性が高いです。

ちなみに僕の体験談

実際僕も月収50万の求人が出て飛びつきそうになりましたが、転職エージェントに確認したところ、

そこは入職してもすぐ辞めていく人が多いです。

と情報をいただき、応募をやめた経験があります。

転職エージェントはこういう情報を持っているので本当に助かりますね。

一方、訪問リハはクリニック併設なので、母体の経営が安定しているところが多いです。

人数配置などの組織体制がしっかりしていたり、利用者様の人数が多いなど訪問看護ステーションよりも優れているところがありますね。

なので給料も安定していて、昇給・賞与もしっかりとある事業所が多い印象です。

非常勤の場合

非常勤は時給制か件数制、またはどちらも併用している場合もあります。

時給だと1,500〜2,000円、件数だと1件2,500円〜3,500円くらいが相場ですね。

おすすめは時給+件数制

例えば・・・

時給1,000円〜で1件ごとに2〜3,000円もらえるとしたら、6時間働いて5件行ったとすると、
日給が21,000円(時給1,000×6時間+3,000円x5件)もらえることに。

バイトだけでも掛け持ちすればそこそこの給料がもらえそうですね。

時給+件数制の事業所は少ないので、非常勤で働きたい方は見かけたらすぐ応募したほうがいいですよ!

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Mkujira
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職員の年齢層と人数

訪問人数

続いて、訪問事業所の従業員数を説明していきますね。

職員の人数

訪問看護ステーション、訪問リハビリのそれぞれの従業者数は以下の通りです。

訪問看護ステーション

訪問看護人数

引用:厚生労働省

上記の表を見ると看護師が5人未満の事業所が66%

現状リハビリ職員も比較的少人数なところが多いです。

もちろん事業所を複数持っている大きな事業所もあります。

ただ、病院や施設と比べると全体的な従業員数は少ないですね。

転職エージェントに聞いたところ、1つの事業所にリハビリ10人以上いると「多いな」と感じるとのことでした。

訪問リハビリ

訪問リハビリ事業所のリハビリ職の人数は平均4〜5人です。

訪問りは

引用:厚生労働省

僕が転職活動時に面接に行った訪問リハビリの事業所様は、複数事業所を持っており、1事業所にリハビリ職が3〜4人いるとおっしゃっていました。

訪問リハビリも従業員数は少ないようです。

年齢層

訪問で働く人の年齢層について説明します。

下記の図によると、看護師は40代〜50代が多いですね。

訪問リハビリ従業員

引用:厚生労働省

リハビリ職だと看護師と比べるとやや年齢層は低い印象です。

個人的な体感ではありますが、おおよそ20〜40代が多いですね。

新卒でもできるの?

新卒で訪問にくる人はほぼいません

前の会社で1人だけ入職がありましたが、かなりレアだと思います。

求人を見て訪問未経験の募集はあっても新卒募集はほとんど見かけません

訪問未経験の募集でも作業療法士としての経験が大体2〜3年の人を募集していることが多い印象。

しかし、人手不足も相まって新卒でも採用するところは少なからずあると思います。

教育体制がしっかりしているところなら、新卒でも大丈夫な可能性が高いので、新卒から訪問に行きたい方は地道に探していくと良いでしょう。

訪問に必要な資格って?

結論から言うと、作業療法士免許があれば働けます。

強いて言えば持っておいた方が何かと便利という資格等を3つ挙げますね。

訪問作業療法士にあるといい資格
  • 運転免許
  • 福祉住環境コーディネーター
  • 精神科訪問看護基本療養費算定要件

それぞれ説明していきますね。

運転免許

訪問なので運転免許もあったほうがいいですが、都内など都市部では自転車や徒歩などで訪問することもあるので、必須というわけではないです。

こちらの図を見ると自動車が3割なので、免許はあった方が良いですね。

訪問交通手段

特に地方に勤務する予定の方は必須です。

Mkujira
Mkujira

身近な例だと、入職時に免許を持っておらず、入職してから原付の免許を取った後輩がいまいした。

福祉住環境コーディネーター

福祉住環境コーディネーターも必須ではないですが、持っておいたほうが良いです。

なぜなら訪問は環境設定がとても重要だから。

福祉用具・環境設定で転倒リスクをかなり減らすことができます。

僕の先輩や上司も福祉住環境コーディネーターを持っていましたね。

取得するなら2級がおすすめ

ユーキャンでも2級以上がおすすめされていますね。

実際の現場で資格を活かしたい場合は、2級以上の取得を目指しましょう。2級以上の資格があれば、就職や転職時に強みとして活かせます。

引用:生涯学習のユーキャン

2級所持だと仕事で重宝します。

ちなみに2級の合格率は約50%ほど。

こちらのデータを見ると2021年度の合格率が80%超えていますね。

作業療法士福祉住環境

引用:福祉住環境コーディネーター検定試験(R)受験者データ

もしかしたらネット試験の導入などで合格率が高くなっているのかもしれません。

僕は簿記2級をネット試験で受験して合格できたので、福祉住環境コーディネーターを目指すならネット試験良いですね。

もし福祉住環境コーディネーターの資格を取るならユーキャンがおすすめです。

福祉住環境コーディネーター 

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精神科訪問看護基本療養費算定要件

こちらも必須ではないですが、取得しておくと良いですね。

精神科訪問の需要に関しては以下の図をご覧ください。

精神科訪問作業療法

引用:厚生労働省

データは古いですが、保健局医療課調べによると精神科訪問看護の利用者様は年々増えています。

令和2年度の報告書によると、調査協力した事業所の全実利用者101.5人のうち、72.8人の方が精神科訪問看護を利用されているとのこと。

また、精神科訪問看護を利用している利用者様の割合が90%を超える、精神科訪問に特化した事業所は調査協力した全事業所の約50%に及ぶそう。

これから訪問で働こうと思っている作業療法士は、研修を受けて精神科訪問看護基本療養費算定要件を満しておくと市場価値を上げることができるでしょう。

移動手段

訪問における主な移動手段は以下の3つです。

  • バイク
  • 自動車
  • 自転車

それぞれ説明していきますね。

バイク

使用するバイクは主に50ccのスクーターです。

バイクで訪問する事業所は結構多い印象。

なぜなら、バイクなら駐車場をあまり気にしなくていいですし、維持費が安いから。

小回りも利くし、細道も通れるので移動はしやすいですね。

ただ、夏はとんでもなく暑いし、冬は凍える寒さ

事故ったら大怪我の可能性もあるし、便利な分それなりのリスクもあります。

自動車

問距離が長くなる場合には社用車を使用するケースがほとんどです。

僕はバイクも車もどちらも利用して訪問をしていましたが、やっぱり車は楽ですね。

社用車を1人一台貸し出しされ、仕事中は社用車で訪問します

ただし、会社によっては自家用車での訪問をお願いされることもあるようです。

なぜ事業所が自家用車を使わせたがるかというと、車の維持費がバカにならないから。

私の会社は非常勤は自家用車でしたね。

自家用車だと直行直帰できたり、慣れた車で運転出来て楽といったメリットもあります。

しかし、交通事故にあった場合の保険や対処などは自分でやらなければなりません。

保険料も負担してくれるところは少ないでしょう。

自家用車は便利かもしれませんが、万が一のリスクを考えると社用車利用のほうが安心ですね。

自転車

都内などは自転車が多いようです。

バイクよりも維持費が安いですし、駐車場問題はほぼありません。

移動距離が短く、駐車場がない地域は自転車を使っているようです。

僕は自転車での訪問経験がないので、自転車での訪問が実際どうなのかはお伝えできませんが・・・

自転車で訪問した経験のある後輩は、

訪問距離が短いところは自転車が楽です!

と言っていました。

訪問必需品はこれ!

聴診器

訪問では持っていく荷物が多くなりがち。

事業所によっては貸し出してくれる物もありますが、自分で用意する物もあります。

ここでは訪問に必要な物品を紹介しますね。

訪問必需品

訪問の必需品は以下です。

訪問必需品
  • バッグ
  • 聴診器
  • 体温計
  • パルスオキシメーター
  • 血圧計
  • ファイル
  • 腕時計

これらのうち、体温計・ぱするオキシメーター・血圧計などは事業所側が準備してくれることが多いです。

バッグや聴診器、時計、筆記用具などは自前で準備しましょう。

バッグ

バッグは背中に背負えるリュックタイプがおすすめです。

理由は大容量で高耐久・耐水に優れているものが多いから。

トートバッグを使用している人もいますが、雨が降ると中身が濡れやすいのでリュックの方が便利ですね。

おすすめはこちらです。

聴診器

聴診器も持っておいた方がよいですね。

現場で働く作業療法士ならすでに持っている方も多いと思います。

おすすめはリッドマンシリーズです。

やや高いですが、精度・品質も良くて重宝します。

訪問へ転職する作業療法士は結構いる!

転職

実際の訪問リハ・訪問看護の転職状況って気になりますよね?

僕が訪問に転職したのは数年前です。その時は、身近で訪問に転職する人は少なかったです。

訪問で働いていると就職希望者はちらほら来ていたので、訪問に転職する人は少し増えてきているのかなぁと思います。

ただ、僕自身の肌感覚なので信憑性に欠けますよね。

そこで実際に訪問で働いている人がどのくらいいるのか調べてみました。

訪問で働く作業療法士の割合

訪問リハ・看護ステーションで働く作業療法士の割合はどのくらいいるのでしょうか?

日本作業療法士協会の発表によると、訪問リハ・看護ステーションで働く作業療法士の割合は約8.6%とのことでした。

作業療法士の有資格者94,225人 (協会の会員数は62,295人)なので、非会員の有資格者も含めるとOTとして働いている人はもう少し多いと予想されます。

Mkujira
Mkujira

訪問で働く作業療法士の人数は増えてきていると個人的な肌感覚で思っていましたが、意外と少ないですよね。

ちなみに訪問リハ・看護ステーションで働く作業療法士の割合の推移は

2017年・・・7.9%

2018年・・・8.3%

となっており、わずかですが増えています。

作業療法士の需要は増えている

こちらの記事で作業療法士は飽和状態だと書きましたが、地域医療・介護においてはまだまだ需要がありますね。

この理由は以下の資料からも読み取れます。

訪問看護事業所数

訪問リハビリ事業所数

引用:厚生労働省(訪問リハビリ訪問看護)

訪問リハビリの事業所は年々増えていますよね?

受給者(訪問でリハビリを受ける利用者様)も年々増えています。

訪問作業療法利用者数

引用:厚生労働省

訪問リハビリ事業所は増えていますが、訪問で働く作業療法士の割合は微増

地域医療・介護業界における作業療法士は人手不足な現状なのです。

つまり、訪問における作業療法士の需要は確実にあると言えますね。

ちなみに、作業療法士含む医療技術者の有効求人倍率は3.07倍です。

作業療法士有効求人倍率

引用:ハローワーク職業別の有効求人倍率

詳しいデータはありませんでしたが、バイトルによると作業療法士の有効求人倍率は4.51倍とのことです。

求人数100に対して、求職者が約22人。

業界全体として、作業療法士の需要は確実にあると言えますよね。

初めて訪問に転職するならエージェントを使おう

ここまで訪問で働く作業療法士の仕事内容や転職状況などを説明してきました。

この記事を読んでいるあなたは、これから訪問リハ・看護で働いてみたいなと興味を持ったかもしれません。

でも初めて訪問に転職するのはいろいろ不安ですよね?

僕も初めて訪問に就職する際、訪問での働き方や職場環境など期待と不安でいっぱいでした。

そんな時に便利なのがネット。働きたいエリアで訪問看護の求人を検索するとたくさんの情報が出てきます。

ただし、自分で求人情報だけを見ても、

その求人は本当にいいのか?給料高いけど裏がありそう・・・

と思うこともしばしばあるはず。

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僕も気になる求人のリアルな情報を聞いた時に

今日、担当スタッフが求人先に訪問してきたのでその情報をお伝えしますね!

と言ってもらえ、最新の求人情報や求人先の意向、求職者情報などを教えていただました。

求人情報は水物なので、ネットに出ている情報と実際の現状は違う場合が多いんですよね。

なので、転職者にとって求人のリアルな情報を聞けるのはとてもありがたいです。

もしこれか訪問に転職を希望しているのであれば、気軽に登録してみてはいかかでしょうか?

下記に僕が実際に使用して良かったおすすめの転職エージェントを記載しておきますね。

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Mkujira
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ここにしか載っていない求人もあるので必見です!

まとめ

本記事では訪問での働き方などを解説してきました。

以下に簡単にまとめますね。

本記事のまとめ
  • 訪問は訪問リハビリと訪問看護ステーションの2種類。
  • 作業療法士の役割は安心・安全な生活基盤を作り、より良い生活を支えること。
  • 訪問の残業時間は意外と少ない。
  • 給料は訪問の方が2万ほど高い。
  • 少人数の事業所が多い。
  • 運転免許はあると便利。
  • 精神科訪問看護基本療養費算定要件があると有利。
  • 転職エージェントを使うとブラック事業所を避けられる。

訪問は利用者様の生活に直接関わることができるので、病院や施設では味わえないやりがいを感じることができます。

この記事を読んで、少しでも訪問に興味を持っていただけたらとても嬉しいです。

訪問へ転職したい方はぜひ転職エージェントに相談してみてください!

 

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