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作業療法

【衝撃】作業療法士の将来性は暗い?!客観的データから分析してみた

悲しみ作業療法

作業療法士の将来性について不安に思っていませんか?

作業療法士はたくさんいるから給料は安くて職もない

学校に行くお金もかかるし、資格を取っても意味がない

作業療法士の将来についてネットで調べると、少なからずこのような意見を見かけます。

作業療法士である僕もこのような情報を見ると不安になります。

本当に作業療法士の未来はないのでしょうか。

そんなわけで今日は作業療法士の将来性について書いていきます。

この記事を読むことであなたは

悪いイメージの情報に惑わされず、落ち着いて作業療法士について考えられるようになります。

それでは説明していきます。

なぜ作業療法士に将来性や価値がないと言われるの?

ぶっちゃけて言うと、何に価値を感じるかは結局のところ自分次第です。

なんだか感情論になっている気がすると思いますが、

あなたが給与に満足し、作業療法にやりがいを感じるなら目指すのはとても良いことだと思います。

しかし、なぜ作業療法士は給与が低いとか将来性や価値がないと言われるのでしょうか。

僕は作業療法士として10年以上働いてきました。
なりての頃はやりがいを感じていました。
勉強会にも参加したり、自分で参考書を買い漁って勉強していました。
成果を出すのは難しいですが、自分が関わった利用者さんの生活が改善し、
笑顔が増える様子を見ると心からやりがいを感じました。
しかし、10年以上も働いていると良いことより悪いことに目がつくようになります。
例えばたくさん勉強して利用者さんの生活がどんなに良くなろうと点数(リハビリ1単位あたり)はあまり変わりません。
ベテランであろうと新人であろうと点数は同じです。
それどころか単価は徐々に下がっていく一方です。
より良いリハビリを提供しても、単位あたりの点数が下がればお給料にも影響してきます。


そして僕の中で一番大きかったのが、彼女と出会って世間一般の給与水準を知ったことです。
下記の記事でも書いていますので参照してください。

理由は2つあります。

作業療法士の将来性が不安になるポイント
  • 供給過多の経緯と政治的な問題
  • 給与水準

一つ一つ説明していきますね。

作業療法士は供給過多

作業療法協会のサイトを見ると、現在作業療法士は62,294人(作業療法協会会員のみ)います。

協会に属していない有資格者は94,255人いるとのことです。

組織率は約 66.1%のようですね。

資格は持っていても、作業療法士として働いていない人もいますので数値は多少前後すると思います。

ざっくり全国に作業療法士が6〜9万人ほどいると思っていただければ良いかと思います。

続いてこちらの資料をご覧ください。

作業療法士の推移
引用:日本作業療法士協会

年度別にみる会員数の推移です。

20年前から増え続けていますね。

ざっくり6倍くらいに増えています。

20年以上前はそれこそレアな職種だったので、募集しても人が集まらず高給・高待遇の仕事だったようです。

そこに目をつけた頭のいい大人たちが、学校を乱立し始めました。

人が少なかった時代は、資格取得できれば必ず就職できてそこそこの給料をもらえるすごい状況だったのです。

しかも専門学校に通えば比較的簡単に取れる資格だったので、入学志望者が殺到してきました。

学校経営者としてはウハウハな状態ですよね。

なのでさらに学校を作りました。

その結果、毎年大量の作業療法士が産み出されることになりました。

これが困った問題を2つ起こしました。

1つ目は医療費増加で財政を圧迫
2つ目は使い捨て問題

です。

1つ目についてですが、リハビリのお金は社会保障費、介護は介護保険料になります。

ご存知の通り、日本は超高齢社会です。
これによる医療費増大は国にとって大きな問題となっています。
介護分野における介護費用も少子高齢化による影響を受けています。

社会保障費や介護保険の総額は変わらないのに、作業療法士などリハビリ職は毎年爆発的に増えています

残念なことに作業療法士や理学療法士の政治的な力は微力です。

もちろん、リハビリの資格を持った国会議員さんもいらっしゃいます。

ぶっちゃけ言うと、選挙開催時には会社の社長に「その人に票を入れてくれ」と頼まれたこともあります。

しかし、診療報酬をあげることはなかなか難しく、リハビリの報酬は横ばいから減少していく一方です。

特に介護保険分野はリハビリの診療報酬に対して条件が厳しくなってきました。

そのため、リハビリ職一人当たりに得られる報酬は減っていくことが予想されます。

2つ目についてですが、作業療法士などリハビリ職の単位あたりの点数は誰がやっても変わりません。

あなたが経営者ならどうするでしょう?

高給を支払わなければならないベテランと給料の安い新人、どちらを採用しますか?

ベテランは確かに必要ですが、数人いれば良いですよね。
それより新人を雇ってベテランに教育・管理を任せたほうが人件費は安く済みます。

噂によると2〜3年サイクルで人が辞めていく、使い捨てのような職場環境があると聞いたことがあります。

今も存在しているかは分かりませんが・・・

新人を雇うたびに給料水準を下げていけば、人件費は抑えられますからね。

参考までに下記のグラフをご覧ください。

作業療法士の合格率
引用:マイナビコメディカル

作業療法士の合格者数の推移です。

作業療法士国家試験は合格率が約8割と比較的高めです。

僕が受験した頃は合格率9割の時代でしたから、そのころと比べるとやや難易度が上がっているのでしょうね。

新米作業療法士が毎年約5,000人量産されています。

超高齢化社会のため、病院や施設、デイサービスなど働く場所が増えているのは事実です。

しかし、それ以上に沢山の新人が量産されているのです。

このことが作業療法士は飽和状態にあると言われてしまう所以です。

作業療法士の給与水準

給与水準についてはこちらの記事でも書きましたが、改めて載せておきますね。

作業療法士年収表1
引用:求人box

そこまで言われるほど低所得ではないと思います。

ただ、この水準がいつまで続くかは分かりません。

ちなみに日本の平均年収はこのようになっています。

年収表
引用:duda

将来的に見てもやはり平均より下回ってくる可能性が高いです。

実際前の会社でも人件費削減目的での給料の改定がありました。

給料が下がることに関してはどの業界にも言えることなので、作業療法士に限った話ではないかもしれません。

しかし、社会保障費圧迫や新人大量輩出の現状を見ると、給与的な将来は雲行きが怪しいことも確かだと思います。

作業療法の将来性に価値を見出すかはあなた次第

ここまで悲観的な情報をつらつらと書いてきました。

より不安に思わせてしまったかもしれません。

Eiruka
Eiruka

なんか悪い情報しか入ってこないんだけど・・・

Mkujira
Mkujira

データ見るとそう思っちゃうよね。

ただ、一つ言えるのはこれらのことはあくまで1つの視点に過ぎないと言うことです。

あなたが給与に満足し、作業療法にやりがいを感じるなら目指すのも続けるのも良いと思います。

ネットにはこのような超主観的な情報のみで語られることも多いと思います。

給与が高いか低いかもどう受け止めるかはあなた次第です。

こうした悪いイメージの情報に惑わされず、落ち着いて事実を見て、作業療法士について考えると良いでしょう。

作業療法士になるのは手段に過ぎない

あなたの人生は一度きりです。

作業療法士になることが人生の目的ではないはずです。

ネット上の情報に惑わされず、
感情的にならないためにまず自分の人生をどうしたいかを考えてみても良いと思います。

あなたが人生で一番大切にしたいことは何ですか?
お金を稼擬態!
作業療法を極めたい!
プライベートを充実させたい!
なんでも良いです。

作業療法士になることは手段でしかありません。
あなたがどのような人生を過ごしたいのかが大切なのです。
作業療法は極端に言えば対象者の人生そのものを変えるような力があります。
それはあなた自身にも当てはまるのです。
難しく思うかもしれませんが、ありのままで良いのであなたがどうなりたいか、譲れないものは何かなど考えてみてください。

Mkujira
Mkujira

作業療法はとても良い資格です。

興味を持ったなら近くの病院や施設に見学に行って実際に話を聞いてみるのも良いですよ!

僕も高校時代に見学して質問しまくりました💦

コメント

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