どうも、Mkujiraです!
今回は
仕事に役立てたいから簿記2級取りたいな
難しそうだけどどうやって勉強していけばいいんだろう?
このような簿記2級取得を目指す方にむけて記事を書きました。
僕も簿記2級を学び始めた時、どうやって勉強していいか迷いました。
難しそうだし、受かるかどうか心配になりますよね。
でも実はちゃんと対策をしていれば簿記2級に受かるのはそれほど難しくないんです。
なぜなら簿記検定が改定されて最近の合格率が上がってきているからです。
しかし、間違った方法で独学すると合格はとても難しくなります。
僕は独学で迷走して5回も落ちてしまいました。
簡単と言われていたネット試験でもです。
この記事を見ていただいているあなたにはそうなってほしくない。
そう思ってこの記事では僕のように独学で失敗しないために独学者向けのロードマップを作成しました。
この記事を読むことであなたは、
きちんと対策すれば簿記2級は合格できますので安心してくださいね!
簿記2級について
商工会議所によると簿記2級とは
経営管理に役立つ知識として、企業から最も求められる資格の一つ。
高度な商業簿記・工業簿記(原価計算を含む)を修得し、財務諸表の数字から経営内容を把握できるなど、企業活動や会計実務を踏まえ適切な処理や分析を行うために求められるレベル。
引用:商工会議所
とされています。
簿記2級取得で就職や転職にも有利など大変人気の資格です。
難易度について
難易度については合格率は20〜40%ほどです。
ネット試験導入前までは難易度が高く、合格率もブレがありました。
最近では難易度も落ち着きがみられ、合格率も上がってきているようです。
しかし、しっかりと対策を取らなければ普通に落ちてしまいます。
実際僕は5回落ちてますから。。。
合格率は上がったとはいえ、勉強する内容は高度ですので気合入れて取り組みましょう。
平均勉強時間
簿記3級の知識があるかないかで変わってきますが、250〜400時間程度と言われています。
僕は簿記3級の知識がなかったので400時間近くはかかったと思います。
1日2時間の勉強で約半年が目安となります。
試験スタイル
試験スタイルは年3回行われる筆記の統一試験と試験日時を選べてパソコンで受験できるネット(CBT)受験の2つがあります。
2つの違いは以下の図がわかりやすいです。
引用:パブロフ簿記
後述しますが、簿記2級独学者はネット試験をおすすめします!
簿記2級の独学者がぶつかる3つの壁
簿記2級を独学していて実際に壁にぶつかったところを紹介します。
その壁は以下の3つです。
- 正しい知識が身についているかわからない
- 非効率で時間を掛けても結果がでない
- 挫折しやすい
詳しくは下記を参照していただき、この壁をうまく乗り越えてください。
次にどうやって勉強したらいいかを具体的に解説していきます。
勉強方法は簿記3級を持っているか、持っていないかで勉強方法が違ってきます。
簿記3級を持っているかたは次の章を飛ばして読んでください。
持っていない方はこのまま読み進めてください。
簿記3級を持っていない独学者
まず簿記3級を持っていない方の勉強方法をお伝えしていきますね。
まずは3級から勉強しよう
簿記2級にいきなり挑戦することは可能です。
しかし、いきなり挑戦すると僕のように独学地獄を味わう可能性大です。
なぜなら3級の仕訳や簿記の基礎はがあるかないかで2級の理解度が全然違うからです。
僕は簿記2級を始めて数ヶ月経ってから3級のテキストを読みました。
その後から仕訳や財務諸表の理解が深まり、点数も取りやすくなりました。
なので面倒ですが、簿記3級の知識をざっと頭に入れておくとよいです。
3級の効率的な学び方
効率的な学び方としては2つおすすめします。
- テキストで学ぶ
- 低額のオンラインスクールで学ぶ
多少金額はかかりますが、2つとも1,000円ほどなので2級合格のためと思って自己投資しましょう。
テキストで学ぶ
おすすめテキストは以下の3つです。
twitterを見てもこの3種類を使用している人が多いです。
なのでどれを選んでも学べると思います。
ちなみにパブロフはkindle版もあります。
低料金のオンラインスクール
おすすめは以下の2つです。
月額980円〜で受講可能です。
ウケホーダイの口コミなどはこちらで詳しく解説しています↓
▶ウケホーダイの簿記3級を受講してみた感想や口コミの詳細はこちら
アカウンタンツライブラリー は今なら登録月に限り初月無料で受講できるので、1ヶ月だけ受講してもいいかもしれません。
3級の勉強時間
ユーキャンによると
簿記3級の合格に必要な勉強時間の目安は100時間ほどといわれます。
引用:ユーキャン
しかし、必ずしも3級を受験しなくても良いので、1日2時間の勉強で1〜1.5ヶ月ほどを目安としましょう。
簿記の知識と仕訳、精算表などが理解できれば良いと思います。
余裕があれば問題を解けるレベルになっておくと、2級はよりスムーズです。
3級は受験しなくてもいいの?
結論から言えば無理して3級を受験しなくてもいいと思います。
なぜなら簿記2級は3級を持っていなくても受験できるからです。
同日に2,3級とまとめて受験するのも一つですが、3級受験後に2級の難題を解くのは疲労が半端ないと思います。
ただ、モチベーションを保つために3級を受験するのはとても良いと思います。
2級取得が目的なので、3級受験はご自身のペースや都合に合わせていただければと思います。
3級から受けたら?って何度も言ったのに意固地になって2級に落ちまくった人もいるけどね〜♪
それは、僕です・・・
簿記3級を持っている独学者
つぎに簿記3級をもっている方の勉強方法をお伝えしていきますね。
3級保持の場合の勉強時間
3級保持時の勉強時間の目安は以下です。
独学の場合は、250時間~350時間が目安です。期間は4~6カ月程度になります。
引用:ユーキャン
1日2時間勉強するとして、4〜6ヶ月が目安になります。
この期間を受験日と決めてスケジュールを立てましょう。
スケジュールの組み方や時間の作り方はこちらの記事を参考にしてください。
時間はかかってもいいからお金を節約したいあなた
「できる限りお金はかけたくない!」
「「時間はいくらかかってもいい」
という方に学ぶ方法をお伝えしますね。
ちなみに僕はこのタイプでした。
勉強の仕方
まず勉強の仕方から説明します。
独学で費用を掛けたくない方の勉強方法は基本的に1つです。
それは
テキストを読む→問題を解く→テキストに戻る→問題を解く・・・
この流れをひたすら反復することです。
なぜこの流れを繰り返すのかというと、簿記は知識の暗記だけじゃなく理解がとても大切だからです。
「なぜこんな仕訳になるんだろう?」
「どうしてこういう解き方なんだろう?」
という疑問を解決して理解していくことが合格のカギです。
なので勉強する際は常になぜ?という問いをしながら勉強すると理解が深まります。
具体的な勉強方法
次に勉強方法について少し具体的に説明しますね。
3級で簿記の基礎や流れはなんとなく頭に入っていると思います。
なので、2級の内容をざっと一通り目を通したらすぐに学習に取り掛かりましょう。
テキストの最初の論点から学習にとりかかり、1つの論点ごとに先程の流れを繰り返していきます。
例えば、税金を学ぶ場合、
税金の章を読む→問題を解く→税金の章を再度読み直す→理解できたら次に進む
といった感じに勉強していきます。
ポイントは6〜70%ほど理解できたら次に進むことです。
というのも100%理解するのは難しいですし、モチベーションが下がります。
「だいたい解けるようになったかな〜」くらいで次に進みましょう。
過去問や予想問題を一通り解く
一通りテキストが終わったら、過去問や予想問題などを問いてみます。
この時は時間を気にしなくていいので、取りあえず一通り解きましょう。
この作業は試験の大まかな全体像を把握することと、自分の苦手をあぶり出すことが目的です。
めちゃくちゃ大変で時間かかりますが、合格のためにとても重要な作業。
苦手なところが把握できたら、苦手な章に戻って復習します。
復習の際も「テキストを読む→問題を解く」の流れを意識してください。
よくわからない場合は、後述で紹介するyoutube動画などを参考にしながら勉強を進めてくださいね。
90分の時間感覚を身につける
ある程度苦手なところを攻略できたら次は90分の時間を計って試験問題を解きましょう。
90分の制限があると、解けていた問題も解けなくなるんですよね。
なので90分の時間感覚を身につけるのはとても大切。
最初は難しいですが、慣れてくると時間配分が体感的にわかるようになるので安心してください。
この頃からタイムアタックを意識して問題を問いていきます。
時間内に終わらない時はその論点が理解できていない可能性があるので、焦らず復習し直しましょう。
テストの大まかな時間配分などはこちらの記事で解説しているので参考にしてください。
次に独学に必要なテキストや役立つ動画などをお伝えしていきますね。
テキスト
どんなにお金をかけたくなくてもテキストと問題集だけは買ってください。
テキストがないと勉強時間が膨大になるほか、自分が何を勉強しているかわからなくなります。
良質なテキスト・問題集はたくさんありますので、ご自身にあったものを選んでください。
基本的にはテキストに沿って勉強すればOKです。
下記におすすめテキストを紹介していますのでよかったらご覧になってください。
ちなみに僕が使ったパブロフ簿記だと、商業・工業簿記テキストと問題集で6〜7,000円ほどでした。
youtube
テキストだけではわからない時はyoutube動画がとてもおすすめです。
おすすめの動画チャンネルを貼っておきますので参考にしてください。
▶ふくしままさゆき様
簿記youtuberとえばこの方です。
通勤・休憩時間中になんども見まくり、聞きまくりました。
本当にわかりやすいです。
ふくしままさゆきさん、クソお世話になりましたっ!!!
▶たぬきち様
最近簿記講座動画をUPされています。
簿記を取得するメリットの動画は何度も勇気づけられました
挫折しそうな時、勇気をもらいました!
無料問題
無料の仕訳問題もあります。
仕訳は簿記2級合格の超重要論点です。
マスターするには問題を解きまくるしかありません。
無料の問題などはこちらで紹介していますので参考にしてください。
番外編:アカウンタンツライブラリー
3級の話のときにも出しましたアカウンタンツライブラリーです。
アカウンタンツライブラリーは簿記3級だけじゃなく、なんと簿記2級講座もあるんですね。
簿記2級講座は単品だと商業・工業簿記合わせて36,000円(18,000円x2)とまぁまぁな金額します。
しかし、プレミアムプランだと月額980円で受講可能と破格なんですよ。
なんか計算間違ってないか心配になる料金設定ですよね。
6ヶ月で合格するとして、980円x6ヶ月で5.800円です。
テキストもついていますので、印刷して勉強することもできます。
今なら登録月のみ初月無料キャンペーン中なので、6ヶ月で4,900円です。
あれ〜?パブロフより安くない?
確かに安いんですよね。
ただし、動画の画質が悪くて見にくいところが問題なんです。
フルハイビジョンの時代にアナログ画質の講義動画・・・。
説明自体はわかりやすいんですけどね。。。
「テキスト買うのも高い!!」って方はいいかもしれません。
お金はかかってもいいから効率よく早く取りたいあなた
お金はかかってもいいから確実に合格したい!
そんなあなたに断然おすすめなのがオンラインスクール。
なぜなら、効率的な学習方法やノウハウが凝縮されているから。
でもオンラインスクールはたくさんあってどこにしていいか迷いますよね。
間違った選び方をすると、お金と時間の無駄になってしまうかもしれません。
そこで独学で苦しんだ僕が、このオンラインスクールなら苦しまずに効率的に合格を勝ち取れると思ったオンランスクールを厳選しました。
お金はかかっても効率よく合格したいあなたにおすすめのオンラインスクールは以下の5つです。
失敗しないオンラインスクールの選び方とそれぞれのオンラインスクールの概要を、こちらの記事で詳しく解説しいます。
おすすめはネット試験
独学で簿記2級合格を目指すならネット試験で受験することをおすすめします!
なぜなら
- 合格率が高い
- 受験時間などが自由
だからです。
詳しく説明してきますね。
合格率が高い
統一試験の合格率は以下です。
一方ネット試験の合格率は以下のようになっています。
ネット試験のほうが20%近く合格率が高いのがわかると思います。
僕のように何度も受験している人がいるのも合格率が高い要因だと思いますが、比べてみると全然違いますよね。
なので独学で簿記2級を目指す方はネット試験での受講を断然おすすめします!
僕もネット試験で合格しました!
こちらの記事でもネット試験と統一試験の違いなどを解説していますので参考にしてください↓
受験時間などが自由
ネット試験はCBT試験センターで受験します。
試験センターが開催している日時であれば、好きな日や時間で受験できます。
試験会場も増えてきていますので、お近くの会場で受験できますよ!
受験時間や受験時の注意点などはこちらの記事をどうぞ。
ネット試験申込み方法
ネット試験の申込みはパソコンやスマホから行います。
しかし、申込み方法がわかりにくいのが難点です。
なのでこちらの記事で申込方法を解説しましたので参考にしてくださいね。
簿記2級独学でつまずきやすいポイント
簿記2級を独学するうえでつまずきやすいポイントをお伝えします。
このポイントを重点的に取り組むことで理解度が深まると思います。
財務諸表とそれぞれの関係性
すごく基本的なところですが、財務諸表の関係性が理解できていないと高確率でつまずきます。
わかりやすく図で解説したのでこちらの記事を参照してください↓
仕訳
簿記は仕訳が命です。
商業簿記はもちろん工業簿記でも仕訳問題が出題されています。
脊髄反射レベル(無意識で反応してしまう状態)まで身に染み込ませましょう。
仕訳のコツと問題集などはこちらで解説していますので参考にしてください。
連結会計
簿記2級独学者が確実につまずくポイントが連結会計です。
試験体制が変わってから連結会計もいくらか取り組み安くなったと思いますが、理解できるまでは本当に何言ってるかわかりません。
ここで挫折する人も多いと思います。
そんな方のための連結会計攻略するコツをこちらの記事で解説していますので参考にしてください。
工業簿記
工業簿記は工場で働いていないとイメージがつかないかもしれません。
商業簿記と工業簿記のどちらかに得意不得意がわかれるようです。
twitterでも意見が分かれるようです。
やっぱり、工業簿記が自分的には楽しく勉強できるなぁ。。。今の所だけなのかなwwww#簿記2級#簿記1級— ウベマキ@メダカ&エビ (@ubemaki) October 19, 2021
#簿記2級 絶対合格!
工業簿記分からなすぎたから#ふくしままさゆき 先生の動画みて見たら
めちゃくちゃ分かりやすくて泣いた。ありがとうございます。
時間かかるけど、
クレアール講義▶️ふくしままさゆき先生の動画
で、勉強していこうと思う— りぬ子ちゃん (@ri_nuko20093049) October 20, 2021
僕はCVP分析とかおもしろかったので工業簿記のほうがやりやすかったです。
ただ、割賦だったり、全部原価計算と直接原価計算だったりは結構難しかったですね。
身近なもの(パソコンとかペンなど)がどうやって作られているのかと考えていくと理解しやすいかもしれません。
今後工業簿記のポイント解説記事を書けたらここに追加していきたいと思います。
簿記2級独学のまとめ
長くなりましたが簿記2級独学ロードマップについて解説してきました。
もう一度まとめておきますね。
僕は合格までの地図もなく独学して5回も落ちてしまいました。
この記事を読んでくださったあなたには絶対にそうなってほしくない。
そう思ってこの記事を書きました。
あなたの簿記2級合格に少しでも役立てれば幸いです。
努力は必ず報われます!!
頑張ってくださいね!!
簿記を学んでより幅広い知識やスキルを身に着けたい方はこちらをどうぞ!
簿記では学べない財務分析力などがお得に学べます!
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